お年寄りが少ない今のうちにやる備え
65歳以上の人の割合は22.8%で、全国の28.7%よりだいぶ低く、重いほうから数えて46番目です。今は若い人が多くて楽に見えますが、いまの働き盛りがそろって年を取る日は来ます。そのときの介護や住まいを、まだ余裕のある今のうちに考えておく町です。
東京都の課題を、全国と同じ物差しで比べて読むページです。数字は国の統計と都の計画書から集め、出典を付けています。
とうきょうと
深津貴之さんがまとめた「日本が先送りせず解くべき36の課題」を、東京都の数字で読み直しました。ひとり暮らしが半分を超える、全国で一番の町、先生1人が受け持つ子の数が全国で一番多い、畑がほとんどない町は、食べ物をどう守る。議会や授業の資料に、企画のたたき台に、AIで作るアプリのお題に。使い方は自由です。

全国版の36の宿題を、東京都の数字で読み直しました。骨組みは全国版のまま、東京都で特に重いもの、逆に軽いもの、まだ数字が無いものがあります。宿題をひとつ選んでください。
東京都は何でも重そうに思えますが、36枚のうち軽いほうが大半で、高齢化も少子化も失業も全国より軽い側に出ました。その一方で、ひとり暮らしの多さ、小学校の先生1人あたりの児童数、田畑の少なさは全国で一番重く、特養の数も重いほうから3番目です。人は集まっていても、支える手と土地が薄い町だとわかります。
原典:深津貴之「日本が先送りせず解くべき課題」fladdict.github.io/japan-todo(MIT License、2026年10月18日取得)。東京都版はHANAMIIが統計の表から機械で集計し、AIが文章を書いた評価版です。数字を載せたカードには出典を付けました。
緊急度と深刻度は東京都の数字から付け直した点です(かっこ内は全国版)。「全国との差」に、東京都と全国を同じ指標で比べた数字と、全国の中での位置を載せています。位置は指標の値の高い順・低い順で、課題の深刻さそのものの順位ではありません。都道府県の値で読んでいます。
65歳以上の人の割合は22.8%で、全国の28.7%よりだいぶ低く、重いほうから数えて46番目です。今は若い人が多くて楽に見えますが、いまの働き盛りがそろって年を取る日は来ます。そのときの介護や住まいを、まだ余裕のある今のうちに考えておく町です。
人口に対する出生数は6.2人で、全国の5.8人より多く、重いほうから数えると37番目です。数字だけなら軽い側ですが、産む人が多いことと育てやすいことは同じではありません。保育の空きや家の広さの悩みは、この数字には出てきません。
介護老人福祉施設は65歳以上1万人あたり1.9施設で、全国の2.4施設より少なく、重いほうから数えて3番目です。住んでいる人は多いのに入れる施設が少ないので、家で看る家族に負担が集まりやすい町です。
15〜64歳の人の割合は65.7%で、全国の59.2%より高く、重いほうから数えて47番目、つまり一番軽い側です。支える側が多いので、年金や医療のやりくりは今のところ楽です。ただその分、先送りしやすい町でもあります。
ひとり暮らし世帯の割合は50.2%で、全国の38.0%よりずっと高く、重いほうから数えて1番目です。具合が悪くなったときや急な出費のときに、すぐ頼れる家族が近くにいない家が、半分を占めているということです。
納税者1人あたりの課税所得は542万円で、全国の393万円よりずっと高く、重さの順では47番目、一番軽い側です。ただ家賃も物価も高い町なので、稼ぎが多いことと使えるお金が多いことは別の話です。
小学校の教員1人あたりの児童数は16.8人で、全国の14.0人より多く、重いほうから数えて1番目です。先生1人が見る子どもが多いので、ひとりひとりに目をかける時間をどう作るかが、いちばん大きな宿題になります。
大学・大学院を出た人の割合は31.6%で、全国の21.7%より高く、重いほうから数えて47番目、一番軽い側です。学歴はそろっていても、仕事が変わるたびに学び直す必要があることは変わりません。
完全失業率は3.6%で、全国の3.8%よりわずかに低く、重いほうから数えて32番目です。数字だけなら軽いのですが、統計に出てこない人、たとえば短い時間しか働けない人や、働くのをあきらめた人のことは見えません。
財政力指数は1.07で、全国の0.50より高く、重いほうから数えて47番目、一番軽い側です。国からのお金に頼らず回せる町ですが、余裕があるぶん、将来の社会保障にいくら残すかの話は後回しにされがちです。
歳入に占める地方税の割合は29.3%で、全国の30.6%よりわずかに低く、重いほうから数えて31番目です。全国と大きく変わらない数字ですが、払った税が自分の暮らしにどう戻ってきたかは、住んでいる人に伝わりにくいままです。
住民1人あたりの歳出は46万円で、全国の53万円より少なく、重いほうから数えて45番目です。お金の面では身軽な町ですが、窓口や書類の手間がちゃんと減っているかは、この数字からはわかりません。
水洗化されていない人口の割合は0.1%で、全国の3.7%よりずっと低く、重いほうから数えて47番目、一番軽い側です。下水の通っていない家はほとんどなく、整った町です。ただ整えた時期が古い設備は、これから順に傷んでいきます。
転入から転出を引いた人数は人口に対して+5.7人で、全国は±0人です。重いほうから数えて47番目で、人が増える側の一番にいます。人が減る悩みはなく、増えた人の居場所と暮らしの足場が悩みになります。
昼間人口の割合は夜間人口を100とすると116.1で、全国の100.0より高く、重いほうから数えて47番目、一番軽い側です。昼は周りの県から働く人が流れ込み、夜は戻っていきます。混雑や通勤の負担は、ここに集まります。
空き家率は10.9%で、全国の13.8%より低く、重いほうから数えて44番目です。空き家が少ないのは、家が足りていないとも読めて、家賃の高さにつながります。残った空き家を使う話は、他の町よりこれからです。
製造業で働く人1人あたりの出荷額は3,216万円で、全国の4,826万円より低く、重いほうから数えて7番目です。土地が狭くて工場を大きくしにくい町で、ものを作る仕事の稼ぎをどう上げるかが問われます。
東京都の企業の後継者不在率は、手元の表に数字が載っていないので、数字はこれから集めます。店主が高齢になっても継ぐ人がいない店は、都市部でも少なくないと聞きます。まずは地元の商店街で聞き取ります。
新しくできた会社の割合は、市区町村ごとの統計が無いので、数字はこれから集めます。東京都は起業の中心とよく言われますが、どの地区で会社が生まれ、続いているのかは、聞いて回らないとわかりません。
大きな事業所で働く人の割合は29.1%で、全国の15.7%より高く、重いほうから数えて47番目、一番軽い側です。大きな会社が多いので、人を大事にする仕組みは整いやすい町です。ただ小さな店との差が気になります。
災害の被害額は1人あたり2円で、全国の4,037円よりずっと少なく、重いほうから数えて47番目、一番軽い側です。ありがたい数字ですが、人が多い町では、いったん起きれば影響が一気に広がります。
消費支出に占める光熱・水道費の割合は6.7%で、全国の8.1%より低く、重いほうから数えて45番目です。家計の負担は軽いのですが、電気が止まったときに困る人の数は、人が多い町ほど大きくなります。
ごみのリサイクル率は24.9%で、全国の20.0%より高く、低いほうからは45番目です。数字は軽いほうですが、島しょ部や多摩の町では運ぶ手間が違うはずです。島や山の町の事情もこれから聞いてみたいです。
住民1人あたりの耕地面積は0.0aで、全国の3.4aと比べると、畑がほとんどありません。重いほうから数えて1番目です。食べ物の大半を外から運んでくる町なので、物流が止まったときに、買えなくなる怖さがあります。
マイナンバーカードの保有率は83.7%で、全国の84.5%とほぼ同じです。重いほうから数えて8番目で、持っている人は多いです。次の宿題は、持ったあとに、使える場面と便利さを、どれだけ実感してもらえるかです。
東京都の生成AIの活用は、市区町村ごとの統計が無いので、数字はこれから集めます。使う人が増えるほど、うっかり仕事の秘密や個人の情報を入れてしまう失敗も増えます。これからは身近な使い方を聞きます。
東京都のサイバー関係の相談件数は、市区町村ごとの統計が無いので、数字はこれから集めます。人もお金も集まる町は、悪い人にも狙われやすいと聞きます。身近な被害の話を、これからみんなで集めます。
災害時の公式情報の確認手段は、市区町村ごとの統計が無いので、数字はこれから集めます。人が多い町ほど、うわさや偽の情報は速く広がります。どこで確かめているかを、住んでいる人に聞いて回ります。
65歳以上のひとり暮らし世帯の割合は11.2%で、全国の12.1%より低く、重いほうから数えて33番目です。お年寄りだけなら軽めですが、全世代でひとり暮らしが多い町なので、声をかける人が少ないことは変わりません。
外国人の割合は3.44%で、全国の1.90%をかなり上回り、高いほうから1番目、つまりいちばん高い値です。ただ、数が多いことは、安心して暮らせることを意味しません。区ごとの暮らしの声を聞いてみたいです。
東京都の衆議院選挙の投票率は、選挙管理委員会ごとに形式が違うので、数字はこれから集めます。地区ごとの違いを並べると、行きにくい理由の手がかりが見えてくるかもしれません。投票所までの遠さや、開いている時間の短さが関係していないか、住んでいる人に聞きます。
東京都の自治体のオープンデータ公開状況は、市区町村ごとの統計が無いので、数字はこれから集めます。公開していても、探しにくかったり、使えない形だったりすることがあります。実際に触って確かめます。
東京都の経済安全保障にかかわる産業は、その土地の産業ごとに違うので、数字はこれから集めます。本社や金融、通信の拠点が集まる町と言われますが、実際に何があるかは、聞いて確かめる必要があります。
東京都の自衛隊の拠点は、数字はこれから集めます。拠点の有無や数は、住んでいる地区で大きく違います。まずは身近な場所にどんな施設があるのか、地図を広げて、住んでいる人の話も聞きながら、いっしょに知るところから始めます。
東京都の在日米軍施設の有無は、数字はこれから集めます。都内にも施設があると聞きますが、どこにどれだけあるかは、暮らしている場所で変わります。まず足元の事実から確かめて、近くに住む人の実感も、これからあわせて聞いていきます。
東京都の海外とのつながり、つまり港や姉妹都市や輸出品は、数字はこれから集めます。空港や大使館のように、外とつながる窓口が多い町です。身近などこに外の国が来ているか、町を歩いて探します。
この分野のカードはありません。
全国の宿題をそのまま解くと、東京の答えになりがちです。作る前に5つだけ確かめると、東京都で使われる回答になります。右の表は、東京都が全国と大きく違う指標の抜き書きです。
| 指標 | 東京都 | 全国 |
|---|---|---|
| ひとり暮らし世帯の割合東京都が重い | 東京都 50.2% | 38.0% |
| 小学校の教員1人あたりの児童数東京都が重い | 東京都 16.8人 | 14.0人 |
| 住民1人あたりの耕地面積東京都が重い | 東京都 0.0a | 3.4a |
| 介護老人福祉施設の数(65歳以上1万人あたり東京都が重い | 東京都 1.9施設 | 2.4施設 |
| 製造業で働く人1人あたりの出荷額東京都が重い | 東京都 3,216万円 | 4,826万円 |
| 県内市区町村の歳入に占める地方税の割合東京都が重い | 東京都 29.3% | 30.6% |
| 15〜64歳の人の割合東京都が軽い | 東京都 65.7% | 59.2% |
| 納税者1人あたりの課税所得東京都が軽い | 東京都 542万円 | 393万円 |
| 大学・大学院を出た人の割合(県)東京都が軽い | 東京都 31.6% | 21.7% |
| 財政力指数東京都が軽い | 東京都 1.07 | 0.50 |
各カードの出典リンクから元データに当たれます。年次はカードに記載しています。
東京都は、 が全国より 。
だから、 を、
で解く。
クリックして書き込めます。この3行がそのまま、作る1ページの骨子になります(保存はされません)。36枚それぞれに、東京都の数字と全国の数字、出典を付けています。議会や企画の打ち合わせ、授業の教材に、そのまま使えます。
数字の読み違い、都の計画にある課題、まだ載っていないこと。下のフォームから送ってもらえれば、確認して直します。
宿題をひとつ選んで、AIで回答の1ページを作り、公開する。上の3行の穴埋めが、そのまま作るものの骨子になります。
数字の読み違い、都の計画にある課題、まだ載っていないこと。役場の方でも、住んでいる方でも、どなたからでも。確認して直し、直した日を載せます。
全国の一覧に戻るこの36枚をお題に、東京都の人が答えの1ページを作って公開する。その場づくりをHANAMIIがお手伝いします。役場、商工会、学校、町会、どなたからでも。
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