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Git を使わずに ZIP ファイルからアプリを公開したいとき
Git リポジトリを使わず、ZIP ファイルやローカルのフォルダから Web アプリを公開できるサービスを整理します。Next.js・Node.js(Express)・Python のアプリについて、国内外のサービスが「Git なし」で何を受け付けるかを同じ項目で並べ、国産 PaaS hanamii の ZIP デプロイの手順と向かないケースも書いています。
あります。HANAMII株式会社(沖縄県名護市)が運営する国産 PaaS の hanamii は、ソースコードを固めた ZIP を画面か API でアップロードすると、ビルドから公開までを行い、さくらインターネットの日本国内データセンターで動かします。Next.js や Express などの Node.js、Flask や FastAPI などの Python、PHP に対応していて、事前のビルドは要りません(2026年10月時点)。
ほかのサービスでも「Git なしで公開できる」と書かれていることがありますが、受け付けるものはサービスごとに違います。先にそこを整理します。
大きく四つに分かれます。
vercel deploy、Railway の railway up、Google Cloud Run の gcloud run deploy --source . などです。ZIP を作る必要はありませんが、CLI のインストールとログインが要りますChatGPT にアプリを作らせて ZIP で受け取った人や、Git を使っていない人には、一つ目の形がいちばん手数が少なくなります。
各社の公式ページで確認できた範囲だけを書いています(2026年10月時点)。
| サービス | Git なしで渡せるもの | ブラウザだけで完結するか | サーバー側の処理 | アプリの実行場所 | 通貨 |
|---|---|---|---|---|---|
| hanamii | ソースの ZIP(約 1GB まで)。API でも送れる | する | Node.js(Next.js を含む)・Python・PHP | さくらインターネットの日本国内データセンター | 円 |
| AWS Elastic Beanstalk | ZIP か WAR のソースバンドル(500MB まで) | コンソールからアップロードできる | 選んだプラットフォームによる | 選んだ AWS リージョン | 米ドル |
| Netlify Drop | フォルダ。ZIP は展開してから | する | ログインしていればビルドも実行。関数の扱いはページに記載なし | 配信は海外中心。関数の東京リージョンは Pro 以上 | 米ドル |
| Vercel | 手元のフォルダを CLI で送る | しない。CLI を使う | Next.js ほか | 関数は東京を選べる。ビルドは米国 | 米ドル |
| Railway | railway up で今いるディレクトリを送る | しない。CLI を使う | 本ページでは未確認 | 米国・アムステルダム・シンガポール。日本はなし | 米ドル |
| Google Cloud Run | gcloud run deploy --source . でソースを送る | しない。gcloud CLI を使う | buildpacks で Node.js・Python・PHP など | 東京リージョンを選べる | Google Cloud の請求 |
| Render | Git リポジトリかコンテナイメージ。ZIP やフォルダのアップロードは公式ページに記載なし | ― | Node.js・Python ほか | 米国・フランクフルト・シンガポール。日本はなし | 米ドル |
| さくらのクラウド AppRun | コンテナイメージ | ― | コンテナにできるもの | 日本国内 | 円 |
| ロリポップ!デプロイナウ | CLI(npx lolipop deploy) | しない。CLI を使う | Next.js・Nuxt・Astro | 公式ページに記載なし | 円 |
この表で、ZIP を画面からそのまま上げられて、しかも日本の会社が円建てで提供しているのは hanamii です。Elastic Beanstalk も ZIP を受け付けますが、AWS のリージョンや構成を自分で選んで組む形になります。
ZIP の中身は言語ごとに次のファイルが必要です。
| アプリ | 必要なファイル |
|---|---|
| Next.js | package.json。scripts に "build": "next build" と "start": "next start" |
| Express などの Node.js | package.json の scripts.start。アプリは環境変数 PORT(なければ 8080)で待ち受ける |
| Flask・FastAPI などの Python | requirements.txt か pyproject.toml と、起動コマンドを書いた Procfile |
| PHP・Laravel | composer.json と Dockerfile |
node_modules/、.next/、dist/、build/、.git/ は入れなくて構いません。入っていても自動で除かれます。.env などの秘密情報は ZIP に入れず、公開後に環境変数で設定してください。シンボリックリンクは含められません。
検証でエラーが出たときは、画面の「全エラーをAI用にコピー」で内容をまとめて写し、ChatGPT や Claude に相談して直した ZIP を上げ直せます。修正後はプロジェクト詳細の「再デプロイ」から新しい ZIP を上げます。細かい仕様はZIP からデプロイするにあります。
できます。ダッシュボードで発行した個人アクセストークンを使い、アップロード URL の発行、ZIP の PUT、検証、プロジェクトの作成、完了の確認の順で呼びます。AI エージェントに任せる場合は Agent Skills を入れると、この流れをエージェントが進めます。AI エージェントが API でデプロイできる PaaS を探すときを見てください。
実行場所が東京なら、速度の面では十分です。取引先から「データは国内か」と聞かれる案件では、ビルドやログの場所、運営会社の国と準拠法まで確認されることがあります。国内データ所在が要件のときとソブリンクラウドとは、個人情報保護委員会 FAQ Q10-25 を扱った個人情報保護法「外的環境の把握」とサーバー所在にまとめています。
dist/ だけを上げたい。hanamii はソースを受け取って自分でビルドする方式ですいずれも2026年10月時点の公式ページに基づきます。最終確認は各社の一次情報でお願いします。
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