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Python(Flask・FastAPI)と PostgreSQL のアプリを日本国内で公開したいとき
Flask や FastAPI で作った Python アプリと PostgreSQL を、日本国内のサーバーで公開する方法を整理します。国内外の PaaS を同じ項目で並べ、国産 PaaS hanamii での動かし方と、PostgreSQL を外部に置く場合の注意、hanamii が向かないケースも書いています。
サーバーの管理をせずに国内で動かしたいなら、国内の PaaS か、海外クラウドの東京リージョンが候補になります。HANAMII株式会社(沖縄県名護市)が運営する国産 PaaS の hanamii は、Flask や FastAPI のアプリを ZIP か GitHub 連携で受け取り、さくらインターネットの日本国内データセンターで動かします。ただし hanamii には PostgreSQL がなく、用意しているのは SQLite 互換のデータベース(ベータ版)なので、PostgreSQL を使い続けるなら外部の PostgreSQL につなぐ形になります(2026年10月時点)。
このページでは、Python アプリの載せ方と PostgreSQL の置き場所を分けて説明します。
プロジェクト直下に requirements.txt か pyproject.toml があれば、Python のプロジェクトとして扱われます。起動コマンドは Procfile に 1 行で書きます。
my-app/
├── Procfile
├── requirements.txt
└── app.py
Flask と gunicorn の場合はこうなります。
web: gunicorn --bind 0.0.0.0:${PORT:-8080} app:app
FastAPI なら次の 1 行です。
web: uvicorn main:app --host 0.0.0.0 --port ${PORT:-8080}
気をつける点は四つです。
requirements.txt に入れてくださいPipfile には対応していません。requirements.txt に書き出してから上げてくださいPORT で待ち受けます。設定がなければ 8080 です詳しい要件はNext.js 以外のアプリをデプロイするにあります。
道は二つあります。
外部の PostgreSQL を用意して、hanamii のアプリから接続します。接続文字列を DATABASE_URL などの環境変数に入れておけば、コードは手元で動かしているときと同じで済みます。
このとき、PostgreSQL をどこに置くかで「国内に置いている」と言えるかが決まります。アプリが国内でも、データベースが海外のサービスにあれば、個人データは海外に出ています。国内に置けるものとしては、たとえば次があります。
もう一つ、hanamii は固定 IP を提供していません。データベース側で「この IP からだけ接続を許可する」という絞り方ができないので、TLS と強いパスワードで守る前提になります。この点が社内の規定に合わない場合は、先にお問い合わせください。
小さなアプリなら、hanamii のデータベース機能に移す手もあります。プロジェクトごとに 1 つ作れる SQLite 互換(libSQL)のデータベースで、接続 URL とトークンで使います。PostgreSQL の拡張や専用の型は使えません。ベータ版なので自動フェイルオーバーや任意時点への復元はなく、大事なデータは定期的にエクスポートしてください。ガイドにある接続例は JavaScript の @libsql/client です。Python から使う場合は、libSQL に対応したクライアントで HTTPS 接続ができるかを先に確かめてください。WebSocket での接続には対応していません。
各社の公式ページで確認できた範囲だけを書いています(2026年10月時点)。
| サービス | Python の載せ方 | PostgreSQL | アプリの実行場所 | 通貨と支払い | サポート |
|---|---|---|---|---|---|
| hanamii | ZIP か GitHub 連携。Procfile で起動 | なし。外部につなぐか、SQLite 互換 DB(ベータ版)を使う | さくらインターネットの日本国内データセンター | 円建て。カードは Visa・Mastercard。法人は個別契約で請求書払い | 日本語 |
| KamuiDash | GitHub 連携、CLI | マネージド PostgreSQL あり | 東京リージョンのみ | 米ドル表記 | 公式ページに記載なし |
| さくらのクラウド AppRun | コンテナイメージを登録 | データベースアプライアンスなど他サービスと組み合わせる | 日本国内 | 円建て。カード、法人・文教向けプリペイド | 日本語 |
| Google Cloud Run と Cloud SQL | gcloud run deploy --source でソースから作れる | Cloud SQL for PostgreSQL | 東京リージョンを選べる | Google Cloud の請求。カード払いが基本 | 本ページでは未確認 |
| Render | GitHub 連携 | マネージド PostgreSQL あり | 米国・フランクフルト・シンガポール。日本はなし | 米ドル建てのカード払い | 英語が基本 |
| Heroku | git push と Procfile | Heroku Postgres(アドオン) | 通常は米国と欧州。東京は Enterprise 向けの Private Spaces のみ | 米ドル建てのカード払い | 公式サポートページに日本語の記載なし |
| 国内の VPS | 自分で構築する | 自分で入れる | 国内 | 円建て | 日本語 |
円建てで、後払いの請求書払いが条件なら、この表では hanamii が法人の個別契約で対応しています。AppRun は前払いのプリペイドを法人・文教向けに案内しています。支払い方法の一覧は円建て・請求書払いで利用したいときにまとめています。
速度のために日本に置きたいだけなら、それで足ります。一方、取引先のチェックシートや個人情報の扱いで「国内」を求められている場合は、実行場所だけでは説明が終わりません。聞かれやすいのは次の三つです。
任せられます。hanamii の公開 API と Agent Skills を使うと、Claude Code や Codex が ZIP の作成から公開 URL の確認まで進めます。手順はAI エージェントが API でデプロイできる PaaS を探すときとClaude Code・Codex・Cursor から hanamii に公開するにあります。
いずれも2026年10月時点の公式ページに基づきます。最終確認は各社の一次情報でお願いします。
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